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構想する人の家(自邸)

私たちの家とオフィス、併設の大きな「森の小さなギャラリー」と手づくりワークショップの工房があります。山里に移住し、住み続けて30年、ここを拠点として移住と、山里の可能性をメッセージしながら設計活動をする一級建築士事務所です。
エピソード 建設資金がなく、土地もないけれど、いつか自分たちの家が欲しい、今 できることとは、想いを描くことだということ。私は、小さい頃から絵を描くことが好きでしたし、心に想い浮かぶ心象風景をそのまま描けます。私自身の家を考える「建築の絵本」のはじまりでした。子どもに絵本の読み聞かせをし、満足そうに眠る、子どもの無垢な寝顔を見ることは、忙しい日常の中の至福のひとときです。子どもがスヤスヤと寝ている間に、私は、鉛筆を走らせ、自分の絵本を描きはじめました。小さな小屋づくりをしようとスケッチを日々重ねました。小さな小屋で考えれば、建設費はかからない、自力建設すれば、できるかもしれない。実現できると思えることは、心に希望をふくらませてくれます。まず絵にし、考えに考えること、将来の暮らしにつながるイメージをつかむこと、簡素だけれど、美しい小屋を作りたいという願いで描いたのです。「建築の絵本」となる小屋づくりは、こう考えたのです。半畳の小屋があれば、そこに小さな窓とドア、机と椅子が置ける。本棚を作ればランプの光を灯すことができる。小窓に美しい風景があれば、遠くを眺め楽しめる、お茶を飲むことができる。バードウォッチャーなら観察小屋とするだろう。一畳ならば、午睡できる、枕棚には一冊の本を持って出かけよう。2畳あれば机と、寝台と椅子が置ける。3畳あれば、友人と話ができる広さになる、ここに欲しい広さのウッドテラスをつくれば、ハンモックか、ブランコを吊そう。4畳半あれば茶室の広さ、、、この広さで高床の小屋にすれば、ウッドテラスのピロティができる。ここにコンパクトなミニキッチンをしつらえるよう、、、このように考えれば、6畳とは、どんなに広いスペースかがよくわかる。水は、どこの沢水を引こうか、トイレ・シャワー・バスは、後で付け加えればよいと、、、実現可能なことから、始めればよいのだ考えたのです。夜空の星のもと、静かに焚き火を眺めて過ごす、寝袋ひとつあれば、小屋が守ってくれる。静かな自然の中で、時間を過ごすことだと考えたのです。山里に小屋を建てよう。自然の中に溶け込むような、美しい簡素な小屋をと、のちに私達は住む土地に出会えたのですが、家が実現したのは30年前のことです、その家の原風景は、当時描いた高床の小屋の一枚のスケッチがもとになっています。エピソードをさらに詳しくは、「高床の小屋」スケッチをタップしてご覧ください。

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